大掃除

8月の猛暑の日、町内上げて年に一度畳なども上げて大掃除の習慣があった。

朝早くから、近所の人も作業にかかる、子供も全員参加して掃除が始まる

畳を上げ表へ出し、畳の裏側を棒でたたき一年間のほこりを払うのだ。

障子なども表へ出し、破れた紙を張り替えたり木の枠を雑巾で拭く。

畳を納める前に、何故か新聞紙を並べ、その上にDDPという白い薬品を
まくのだ、子供心に虫などがわかないようにまくのだと思っていた。

近所の付き合いは、こんなところに助け合いという気持ちで繋がっていたように回想している。

気に入らない大人も結構いた、顔を見るたびに怒っている大人がいたからだ。

でも、優しい人もたくさんいたので、余り気にすることもなかった。

年に一度の大掃除だが、今振り返っても良い習慣だったと思っている。

 

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