昭和の戦後を生きて 序章

序章

私は戦後間も無く生まれ、戦後の日本を見ながら幼少時代を過ごしました。

勿論テレビや洗濯機はなく、冷蔵庫は氷を上段に入れ冷やす程度のものでした。

ご飯は蒔きを燃やしかまどで炊きます、当然電話もありません。

物心が付いた時には、今振り返っても懐かしく想い出す事が多くあります。

物がないのが当たり前の時代、現代とは雲泥の差があります。

昭和の戦後時代を記してみようと考えた動機は、

物がなくても心が豊かに過ごしていたように感じる事ができた時代を懐かしく思い出しながら

失ったように思う道徳心を描く事ができればと記す事にしました。

 

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