
「最近、体調が…」不安を感じたら念の為,AIに相談する習慣
執筆者:数々の大病を乗り越え、AIと共に生きる健康の探求者
この記事で学べること
- ✅ 漠然とした不安を「具体的な言葉」に変えるAIの活用術
- ✅ 36歳心筋梗塞、54歳動脈閉塞、大腸がんを乗り越えた実体験
- ✅ 医師に正確に症状を伝えるための「AIメモ」作成法
- ✅ 後悔しないための「未病」への向き合い方
漠然とした不安を「具体的な言葉」に変えるAIの力
「なんとなく体が重い」「最近、疲れが取れない…」
そんな時、私たちはつい「加齢のせいだ」「寝れば治る」と自分に言い聞かせてしまいがちです。しかし、その「なんとなく」の裏側に、身体が発する悲鳴が隠れていることがあります。
今、テクノロジーの進化によって、私たちは一人で悩む必要がなくなりました。AI(人工知能)は、あなたの曖昧な感覚を整理し、医師に伝えるべき「客観的なデータ」へと変換してくれる、24時間365日の伴走者なのです。
私の「命の記録」:幽霊のように消えた血管と、無症状のがん
私は現在、心臓病と糖尿病の治療、そしてペースメーカーのチェックのために年8回、病院へ通っています。昨年は4回の入院を経験しましたが、今年は幸いにも一度も入院することなく新年を迎えられそうです。
私の経験をお話しさせてください。それは、あなたの「今」を救う鍵になるかもしれないからです。
36歳での心筋梗塞、そして消えた両足の血管
私たちの若い頃は、「たいそうにするな!勝手に治る」という言葉が美徳のように語られていました。しかし、その過信が私を窮地に追い込みました。36歳で心筋梗塞を発症し、54歳の時には両足の動脈が閉塞。一時は歩行困難にまで陥りました。
25年前に見たレントゲン写真は、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。幽霊のように、両足の血管が消えていたのです。 自分の身体の中で何かが致命的に壊れているという事実は、視覚的なデータとして突きつけられて初めて、恐怖として理解されました。
※動脈閉塞のイメージ:血流が途絶えることで組織は悲鳴を上げます。
自覚症状ゼロで見つかった大腸がん
3年前のことです。主治医から「血液検査の結果、貧血状態にある」と告げられました。自分自身では全く自覚症状はありませんでした。しかし、先生の鋭い観察眼と指示により、胃カメラ、検便、大腸検査を行った結果、大腸がんが見つかったのです。
もし、あの時「ただの疲れだろう」と放置していたら、私は今ここで筆を執ることはできていなかったでしょう。早期発見という「奇跡」は、医師との信頼関係、そして細かな体調の変化(数値の変化)を見逃さなかったことから生まれました。
症状をメモしてAIに相談し、診察時に持参するメリット
病院へ行くと、つい緊張して「いつから、どこが、どのように」痛むのかをうまく説明できないことはありませんか? AIは、そんなあなたの記憶を整理するのに最適です。
AIを活用した「診察準備シート」の作り方
- 自由入力: AIに「最近の体調の変化を箇条書きにするから、医師に伝えやすい形にまとめて」と伝えます。
- 詳細の掘り下げ: AIは「その痛みは鋭いですか? 鈍いですか?」「食事の前後で変わりますか?」と質問を返してくれます。
- 要約: 対話の結果をAIに要約させ、それをスマホのメモ帳に保存、あるいは印刷して医師に見せます。
医師は限られた診察時間の中で、判断の材料となる「情報」を求めています。整理されたメモを持参することは、医師にとっても非常に助かり、結果としてより精度の高い診断に繋がります。
「後悔」を「行動」に変える:愛する人を失わないために
私には、今でも胸を締め付けられる記憶があります。小学校1年生からの親友が、大腸がんステージ4と診断され、1年後に亡くなりました。彼は「どこも悪いところはない」と言いながら、便秘が続いたり、大好きだったお酒が飲めなくなったりしていました。もっと強く受診を勧めていれば…その悔いが、私の原動力です。
また最近、65年来の友人の娘さんが、52歳という若さで大腸がんで亡くなりました。末期になるまで気づかなかった。定期的な健康診断を怠ったことを、お父様である友人は激しく後悔しています。
「明日」は当たり前に来るものではありません。 AIという身近な相談相手がいる今、どうか「ためらうことなく相談」してください。
AIは一番の「伴走者」:認知症予防から足腰の訓練まで
AIは病気の相談だけではありません。家でできる足腰の訓練法、認知症予防のための脳トレ、日々の献立の工夫など、あなたのQOL(生活の質)を高めるあらゆるアドバイスをしてくれます。
私自身、認知症予防や歩行機能維持のために、AIに相談しながら日々のトレーニングを続けています。24時間、嫌な顔一つせず、あなたの健康を真剣に考える存在。それが今のAIなのです。