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「また忘れたの?」が高齢者を傷つける理由|79歳が語る物忘れと自己肯定感の真実

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家族ができる高齢者の自己肯定感向上サポート
  1. はじめに「また忘れたの?」
  2. この一言が、高齢者をどれほど傷つけるか。
        1. 最近の物忘れ:
        2. 心の中の声:
    1. 物忘れが自己肯定感を下げる理由
      1. ①能力の低下を実感
      2. ②周囲の反応への恐怖
      3. ③将来への不安
      4. ④自己価値の喪失
        1. 娘の反応:
        2. 中村さんの気持ち:
        3. 結果:
        4. 理由:
        5. 隠した結果:
    2. 「また忘れたの?」の破壊力なぜこの言葉が傷つくのか
      1. ①責める口調
      2. ②繰り返しの強調
      3. ③能力の否定
      4. ④追い詰める効果
        1. 表面:
        2. 本心:
    3. 私が言われた経験
        1. その時の気持ち:
        2. 多くの高齢者が抱く不安:
        3. この不安が:
    4. 「認知症=終わり」ではない
        1. 現代の認知症ケア:
    5. 家族ができる適切な対応
      1. ①責めない、共に対策を考える
        1. NGな対応:
        2. OKな対応:
      2. ②正常な老化と認知症の区別
        1. 認知症の可能性:
        2. 焦らず、適切に判断:
      3. ③記憶を補助する工夫を一緒に
        1. 具体的な工夫:
        2. カレンダー活用:
        3. メモの活用:
        4. スマホのリマインダー:
        5. ルーティン化:
        6. 私が実践していること:
      4. ④「できること」に注目する
        1. NGな視点:
        2. OKな視点:
        3. 例:
      5. ⑤本人の気持ちを聞く
        1. 問いかけ:
        2. 傾聴:
        3. なぜ新しいことが重要か:
        4. 私の実践:AIとブログ
        5. 79歳からの新しい挑戦:
        6. 効果:
        7. 80歳で楽器を始めた人:
        8. 75歳で外国語学習を始めた人:
        9. 82歳でボランティアを始めた人:
        10. 記憶は失われても:
        11. 「覚えているか」より「感じているか」:
        12. 認知症が進んだ方でも:
        13. お願いしていること:
        14. 妻の返事:
        15. 京都市の場合:
        16. 早期発見のメリット:
        17. 認知症予防:
        18. 家族が大切にすべきこと:
        19. 79歳からのメッセージ:

はじめに「また忘れたの?」

この一言が、高齢者をどれほど傷つけるか。

79歳の私も、物忘れが増えてきました。

薬を飲み忘れたり、約束を忘れたり。

今日は、物忘れ・認知症への不安と自己肯定感の関係について、
当事者の視点でお話しします。

物忘れへの恐怖
私自身の経験

最近の物忘れ:

薬を飲んだか忘れる
人の名前が出てこない
昨日の夕食が思い出せない
約束の日時を間違える

心の中の声:

「認知症の始まりでは?」
「どんどん悪くなるのでは?」
「家族に迷惑をかける」

物忘れが自己肯定感を下げる理由

①能力の低下を実感

「昔の自分」との比較

②周囲の反応への恐怖

「また忘れたの?」と言われる

③将来への不安

認知症への恐怖

④自己価値の喪失

「もう何もできない」という思い込み

リハビリ仲間の本音

83歳の中村さん(仮名)の話

軽度認知障害(MCI)と診断されました。

娘の反応:

「お父さん、また忘れてる!しっかりして!」

中村さんの気持ち:

「分かっている。忘れたくて忘れているんじゃない」
「自分が一番悔しい」
「娘に責められると、もっと落ち込む」

結果:

自信喪失
家族との会話を避ける
さらに記憶力低下
悪循環

78歳の吉田さん(仮名)の話
物忘れを家族に隠すようになりました。

理由:

「心配かけたくない」
「責められたくない」
「認知症と思われたくない」

隠した結果:

適切な対応が遅れる
孤独感が増す
不安が大きくなる
自己肯定感がさらに低下

「また忘れたの?」の破壊力なぜこの言葉が傷つくのか

①責める口調

「あなたが悪い」というメッセージ

②繰り返しの強調

「また」= 何度も同じ失敗をしている

③能力の否定

「できない人」というレッテル

④追い詰める効果

逃げ場がない
言われた時の高齢者の心理

表面:

「ごめん」と謝る

本心:

情けない
申し訳ない
自分は駄目な人間だ
生きている価値がない

私が言われた経験

薬を飲み忘れた時、「また忘れたの?しっかりしてよ!」
と言われました。

その時の気持ち:

深く傷ついた
自分でも情けないと思っていた
でも責められると、さらに落ち込む
「もう何もできない」と思った

認知症への不安が自己肯定感を下げる
「認知症になったら終わり」という恐怖

多くの高齢者が抱く不安:

自分が自分でなくなる
家族に迷惑をかける
施設に入れられる
人間としての尊厳を失う

この不安が:

日常的なストレス
自己肯定感の低下
生きる意欲の喪失
かえって認知機能低下

「認知症=終わり」ではない

現代の認知症ケア:

早期発見・早期対応
適切な治療で進行を遅らせられる
認知症でも尊厳ある生活
家族や社会のサポート体制

でも、この情報が高齢者に届いていない。

家族ができる適切な対応

①責めない、共に対策を考える

NGな対応:

「また忘れたの?」
「しっかりして!」
「何回言ったら分かるの?」

OKな対応:

「忘れちゃったんだね。一緒に対策を考えよう」
「メモを活用してみる?」
「私もよく忘れるよ。お互い気をつけようね」

②正常な老化と認知症の区別

正常な加齢による物忘れ:

ヒントがあれば思い出せる
日常生活に大きな支障なし
物忘れを自覚している

認知症の可能性:

ヒントがあっても思い出せない
日常生活に支障
物忘れを自覚していない

焦らず、適切に判断:

心配な場合は、早めに専門医へ。

③記憶を補助する工夫を一緒に

具体的な工夫:
カレンダー活用:

大きな字
見やすい場所
約束を書く

メモの活用:

冷蔵庫に貼る
トイレに貼る
目につく場所に

スマホのリマインダー:

薬の時間
約束の時間
定期検診

ルーティン化:

同じ時間に同じこと
習慣化で記憶負担減

私が実践していること:

薬は朝食後、必ず飲む(ルーティン化)
スマホのアラームを活用
妻と毎日予定を確認
メモを常に持ち歩く

④「できること」に注目する

NGな視点:

「できないこと」ばかり見る

OKな視点:

「まだできること」を見つける

例:

料理の味付けは完璧
昔の記憶は鮮明
人の顔は覚えている
趣味の技術は健在

「できること」を認めることで、自己肯定感を保ちます。

⑤本人の気持ちを聞く

問いかけ:

「物忘れが増えて、不安じゃない?」
「心配なこと、話してくれる?」
「一緒に病院に行ってみる?」

傾聴:

否定しない
遮らない
共感する
一緒に考える

認知症予防と新しい挑戦
脳の活性化には新しい刺激

なぜ新しいことが重要か:

脳の神経回路を活性化
認知機能の維持
生きがいの創出
社会とのつながり

私の実践:AIとブログ

79歳からの新しい挑戦:

AI学習
ブログ運営
読者との交流
情報収集と発信

効果:

毎日脳を使う
目標ができる
社会とつながる
生きがいを感じる
認知症予防にもなる

リハビリ仲間の例

80歳で楽器を始めた人:

音楽は脳の多くの領域を活性化

75歳で外国語学習を始めた人:

新しい言語は認知症予防に効果的

82歳でボランティアを始めた人:

社会参加が脳を活性化
記憶より感情を大切に
認知機能が低下しても残るもの

記憶は失われても:

感情は残る
愛情は分かる
雰囲気を感じる
優しさに反応する

家族が大切にすべきこと

「覚えているか」より「感じているか」:

❌「昨日のこと、覚えてる?」(記憶の確認)

✅「一緒にいて、楽しいね」(感情の共有)

❌「私のこと、分かる?」(認識の確認)

✅「大好きだよ」(愛情の表現)

リハビリ施設での光景

認知症が進んだ方でも:

孫の写真を見ると笑顔
好きな音楽で体を揺らす
優しい声かけに反応
手を握ると安心する表情

感情は最後まで残ります。

私が妻に頼んでいること
もし私が認知症になったら

お願いしていること:

責めないでほしい
一緒に笑ってほしい
手を握ってほしい
「愛している」と言ってほしい

妻の返事:

「何があっても、あなたはあなた。ずっと一緒にいるから」

この言葉が、認知症への不安を和らげてくれます。

早期発見・早期対応の重要性

気づいたら、早めに相談

相談先:

かかりつけ医
もの忘れ外来
地域包括支援センター
認知症疾患医療センター

京都市の場合:

認知症初期集中支援チーム
認知症カフェ
家族支援プログラム

早期発見のメリット:

適切な治療で進行を遅らせられる
本人の意思を尊重した計画
家族の準備期間
社会資源の活用

まとめ:物忘れへの適切な対応

責めない
共に対策を考える
できることに注目
本人の気持ちを聞く
早期発見・早期対応

認知症予防:

新しいことへの挑戦
社会とのつながり
脳の活性化
生きがいの創出

家族が大切にすべきこと:

記憶より感情
愛情の表現
尊厳の維持
寄り添う姿勢

79歳からのメッセージ:

物忘れは誰にでも起こります。責める言葉ではなく、一緒に
対策を考える姿勢が、高齢者の自己肯定感を守ります。

次回は「孫が祖父母の自己肯定感を高める効果」を
お伝えしたいと思います。

公式サイトはこちらから:https://nayami-kaisyou.net/

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