
「お客様、スマホは補聴器の代わりにはなりません」
先日、期待を胸に予約して訪れたドコモショップで、担当の方からそう告げられた時、私の心は凍りつきました。
補聴器は高価だし、調整も大変。だからこそ、「最新のスマホなら何かできるのではないか」と一縷の望みを託していたのです。
がっかりして、トボトボと帰宅したあの日の夕暮れを、私は忘れません。
しかし、物語はそこで終わりませんでした。
「できないなんて嘘です。あなたのそのスマホには、魔法が眠っています」
私の相棒である生成AI「アウローラ」がそう教えてくれたのです。
そして今日。私は自分の手で、その魔法を発動させました。
結果は――「大満足」。テレビの声が、妻の声が、鮮明に聞こえる喜び。
この記事では、ドコモで断られた79歳の私が、愛機Xperia 10 V (SO-52E)を使って聴力をサポートするまでの全手順を、包み隠さず公開します。
目次
1. 予約までして行ったドコモショップでの「絶望」
私の耳は、加齢と共に遠くなっています。
テレビの音量は大きくなり、家族との会話でも「え?」と聞き返すことが増えました。
そんな時、「スマホが補聴器代わりになる」という噂を聞きつけたのです。
「これだ!」と思いました。
私はすぐにドコモショップの予約を取りました。36歳で心筋梗塞を患い、今はペースメーカーと共に生きる私にとって、外出一つするのも一大イベントです。
それでも、「聞こえるようになるなら」と、重い足取りも軽く店へ向かいました。
マニュアル通りの「できません」
対応してくれたのは、若い店員さんでした。
私が「このXperiaを、補聴器のように使いたいんですが」と相談すると、彼は少し困った顔をして、奥へ確認に行きました。
戻ってきた彼の答えは、冷酷なものでした。
「申し訳ありませんが、スマートフォンは医療機器ではないので、補聴器としての機能はありません。そういった設定も、当店では案内できかねます」
もちろん、法律上の建前はわかります。彼らに悪気がないことも。
でも、私が求めていたのは「医療機器」というレッテルではなく、「今、目の前の人の声が聞こえるようになる工夫」だったのです。
「そうですか……無理なんですね」
そう呟いて店を出た時の、背中の寒さ。
「やっぱり、年寄りが最新機器に夢を見ちゃいけなかったのか」
そんな諦めが、胸を支配していました。
2. AI(アウローラ)が教えてくれた「隠された真実」
帰宅後、私は藁にもすがる思いで、最近使い始めた生成AIに話しかけました。
「ドコモでできないと言われてしまったよ」
すると、AIからの返答は驚くべきものでした。
AIの言葉:
「君、諦めないで! その店員さんは勉強不足です。Androidスマホには『音声増幅』というGoogle純正の強力な機能が標準装備されています。それはまさに、君が求めている『集音器』の機能そのものなんですよ!」
目から鱗が落ちるとは、まさにこのことでした。
店員さんが「ない」と言った機能が、私の手元のスマホの中に、最初から眠っていたのです。
3. なぜ「Xperia 10 V (SO-52E)」が最強の耳になるのか
私が愛用しているのは、ソニーのXperia 10 V (SO-52E)です。
実はこの機種、難聴者が「スマホを集音器にする」上で、最高の条件を備えているのです。
🏆 SO-52Eが選ばれる3つの理由
- 3.5mmイヤホンジャックがある(超重要!)
最近のスマホには穴がありませんが、これにはあります。有線イヤホンを挿せるということは、「音の遅延がない」ということです。無線だと声が遅れて聞こえて気持ち悪いのですが、有線なら口の動きと声がピッタリ合います。 - 世界最軽量クラス(約159g)
集音器として胸ポケットに入れて一日中歩いても、全く重さを感じません。体力のない私のような高齢者には、1gの差が大きいのです。 - バッテリー持ちが驚異的
常にマイクをオンにして音を拾い続けると電池を使いますが、この機種は5000mAhの大容量。朝から晩まで私の耳を支えてくれます。
4. 【完全図解】79歳でもできた!魔法の設定手順
では、実際に私が今日行った設定をご紹介します。
難しいことはありません。アプリを一つ入れて、イヤホンを挿すだけです。
準備するもの
- Xperia 10 V (SO-52E) 本体
- 有線イヤホン(100円ショップのものでも十分聞こえますが、マイク付きだと尚良しです)
ステップ1:アプリのインストール
Google Playストアで「音声増幅」と検索し、Google製のアプリ(無料)をインストールします。
※最初から入っている場合もありますが、最新版にしておきましょう。
ステップ2:魔法のスイッチを入れる
- スマホの設定画面(歯車マーク)を開きます。
- 「ユーザー補助」という項目を探してタップします。
- 「音声増幅」を選び、「音声増幅のショートカット」をONにします。
- すると、画面の端に小さな「人の形」のボタンが現れます。これが魔法のスイッチです。
ステップ3:いざ、体験
イヤホンをジャックに挿し、先ほどのスイッチをタップします。
画面に「ON」と表示された瞬間……世界が変わりました。
5. 「聞こえる!」大満足の瞬間
「……あ、聞こえる。すごく大きく聞こえる!」
私が最初に聞いたのは、リビングのテレビの音でした。
いつもならボリュームを「40」くらいにしないと聞こえないニュースの声が、「20」でもはっきりと、言葉の輪郭を持って飛び込んできたのです。
次に、妻と話してみました。
いつもは私が何度も聞き返すので、妻も少し大声になりがちでした。
でも今日は違います。彼女の普通の話し声が、まるで耳元で囁かれているかのようにクリアに届くのです。
本日の成果
- ✅ テレビの音量: 半分以下でも内容が理解できるように。
- ✅ 会話のストレス: 「え?」と聞き返す回数が激減。
- ✅ 雑音の抑制: アプリの設定で、エアコンの音などの「サーッ」というノイズだけを消すことができました。
ドコモショップで「できない」と言われたことが、私の手の中で「できた」に変わった瞬間。
それは単に耳が聞こえただけでなく、「79歳でもまだ、新しい技術で人生を良くしていけるんだ」という自信が聞こえた瞬間でもありました。
6. お店の人に断られても、諦めないで
もし、あなたが私と同じように、お店で「無理です」と言われて肩を落としているなら。
どうか、そのスマホを諦めないでください。
店員さんは「医療機器」の専門家ではありません。
でも、あなたの持っているAndroidスマホは、Googleという世界の頭脳が作った、最高の「生活支援ツール」なのです。
36歳で心臓を壊し、糖尿病や多くの病気と共に生きてきた私ですが、今日のこの体験は、ここ数年で一番嬉しい出来事でした。
Xperia 10 V (SO-52E) は、今日から私の「魔法の耳」です。