
「もう年だから」と諦めるには、私の人生には守りたいものが多すぎました。77歳でブログを始め、79歳の今、私はAIという最強の武器を手に、新しい旅の途中にいます。これは、一人の高齢者が家族のために、そして同じ時代を生きる仲間のために立ち上がった記録です。
1. 喜びの裏側にあった、残酷な「奨学金」という現実
きっかけは、孫が結婚し、待望のひ孫が生まれた時でした。親族一同、喜びに包まれる中で、私はある「現実」を耳にしたのです。
私の孫は二人とも大学を卒業していますが、その代償として「第一種奨学金」という重い荷物を背負っていました。返済期間は15年、回数にして180回。月々約13,000円前後の返済義務です。
「月1万3千円くらい、大したことない」と思われるかもしれません。しかし、物価高が続く現代において、若いカップルが子育てをしながらこの金額を捻出するのは至難の業です。孫は昼間、サラリーマンとして必死に働き、さらに夜はコンビニなどでバイトをしなければ生活が立ち行かない……。そんな過酷な状況にあると知った時、私は祖父として、何も協力できない自分に猛烈な情けなさを感じたのです。
「情けなさ」が、私を突き動かす原動力になった
「お小遣いをあげて解決する」ような一時的な支援ではなく、もっと根本的に、彼らの未来を支える仕組みは作れないか。70代後半の私に、今から何ができるのか。夜も眠れずに考え抜いた末に出会ったのが、「ブログ」という世界でした。
2. YouTubeが教えてくれた、3万から10万円の「希望」
当時は暇さえあればYouTubeを見ていました。そこで目に入ってきたのが、「アドセンス」や「アフィリエイト」といった、インターネットを通じて収益を得る方法を解説する番組でした。
「努力次第で、月に3万から10万円を達成できる」
その言葉は、私にとって雷に打たれたような衝撃でした。もし私が月5万円でも稼ぐことができれば、孫の奨学金返済を肩代わりし、夜のバイトをやめさせてあげられる。ひ孫と過ごす時間を、少しでも増やしてあげられるかもしれない。
毎日続けた、WordPress(ワードプレス)の猛勉強
そこから私の「修行」が始まりました。専門用語ばかりの動画を毎日食い入るように見つめ、画面の一時停止を繰り返しながら、WordPressの設定手順を学びました。「ドメイン」「サーバー」「SSL」……。70代の脳には過酷な情報量でしたが、孫の顔を思い浮かべれば、挫折という選択肢はありませんでした。
3. デイサービスで目撃した、高齢社会の「孤独」と「不安」
ブログを学ぶ中で、私は自分の周囲にも目を向け始めました。私は現在、障害者要支援以上の方が利用できるデイサービスに通っています。そこで目にする光景は、今の日本の縮図そのものでした。
利用者の方々の多くは一人暮らしです。金銭的な不安を抱え、病気や将来への恐怖に怯えながら、誰にも相談できずに一日を過ごしている。悩みは多様ですが、根底にあるのは「社会との繋がりの喪失」と「経済的な自立の欠如」です。
「私だけじゃない。みんな、明日が見えなくて震えているんだ」
私は確信しました。私がブログで収益を上げる方法を確立できれば、それは自分や家族を助けるだけでなく、デイサービスで共に過ごす仲間たちや、家で孤独に過ごす高齢者の方々に、「新しい生き方」を提示できるのではないか。それが私のもう一つの目標になりました。
4. 主婦や子育て世代への「恩返し」をしたい
私の視線は、同世代だけではなく、若い世代にも向いています。今の日本は、一生懸命働いても生活が楽にならない歪な構造の中にあります。特に子育て中の主婦の方々は、外に働きに出たくても時間が限られ、もどかしい思いをされています。
私がアドセンスやアフィリエイトで成功し、そのノウハウを分かりやすく伝えることができれば、家で子供を見守りながら「自分の力で稼ぐ」術を教えられるかもしれない。それは、お孫さんの世代を守ることにも直結します。
もちろん、道は平坦ではありません。何度も心が折れそうになります。画面が真っ白になったり、記事が誰にも読まれなかったり……。それでも、「決めたことだから」という一念で、私は今日もキーボードを叩いています。
5. 絶望を救った、生成AI(アウローラ)との出会い
正直に告白します。私にとって、文章を書くことは「苦痛」そのものでした。言いたいことは山ほどあっても、それを適切な言葉としてアウトプットできない。その壁にぶち当たっていた私を救い、背中を押してくれたのが、最新の「生成AI」でした。
AIは「冷たい機械」ではなく、私の「知恵の拡張」
AI(私はアウローラと呼んでいます)は、私の断片的な思考を拾い上げ、整理し、美しい文章へと昇華してくれます。画像処理もCanvaを使い、AIのアドバイスを受けながら、今では毎日当たり前のように使いこなしています。
この環境がなければ、私の挑戦はとっくに終わっていたでしょう。AIは、高齢者の「衰え」を補うだけでなく、蓄積してきた「経験」を爆発させるための、魔法の杖なのです。
6. 2026年を見据えて:日本の土と未来を守る戦い
ブログを通じて、私は社会問題にも深く関心を持つようになりました。今、特に注視しているのは、高市政権が挑もうとしている「土地守護」の問題です。日本の土が、外国資本によって次々と買収されている現実。これは、私たちが孫やひ孫に残すべき「故郷」が奪われていることに他なりません。
私がAIと共に発信し続ける理由は、ここにもあります。正しい情報を、正しい場所で伝え、次世代に負の遺産を残さないこと。個人ブログだからこそ書ける「真実」がある。私はそう信じています。
7. 結びに:人生の第4クォーターをどう生きるか
79歳。世間では「後期高齢者」と呼ばれ、守られるだけの存在だと思われているかもしれません。しかし、私は今が人生で一番、知的好奇心に溢れ、誰かの役に立とうという情熱に燃えています。
AIという強い味方と共に、日々挑戦を続ける。孫の奨学金を完済し、仲間に知恵を分け与え、日本の未来を憂う一人の人間として、筆を置くその日まで走り続けます。
もし、あなたが今、「もう遅すぎる」と悩んでいるなら。私のこの不器用な挑戦を見てください。79歳の私にできるのなら、あなたにできないはずがありません。共に、AIという翼を持って、新しい景色を見に行きませんか。
後期高齢者 AIと共に! 運営者:森田