PR

「まだ必要とされている」実感が鍵|高齢者に小さな役割を作る家族の工夫

スポンサーリンク
スポンサーリンク
家族ができる高齢者の自己肯定感向上サポート

はじめに

自己肯定感を高めるために最も効果的なこと。


それは「役割を持つこと」です。
79歳の私が実感している、役割の重要性についてお話しします。
なぜ役割が自己肯定感を高めるのか
「必要とされている」実感
人間は誰でも:

役に立ちたい


必要とされたい
存在価値を感じたい

高齢になっても、この欲求は変わりません。
私の気づき
引退後、役割を失った時:

毎日が空虚


自分の存在意義が分からない
「いなくても同じでは?」という不安

 

ブログを始めて役割を得た時:

 

毎日に目標ができた
「待っている人がいる」という実感
生きる意味を取り戻した

リハビリ仲間が教えてくれたこと
役割を失った80歳の友人
リハビリ施設で出会った82歳の男性。
元は会社の重役でしたが、引退後は:

「何もすることがない」
「誰も自分を必要としていない」
急速に気力が衰えた

孫の宿題を手伝うようになって
ある日、孫の算数を教えるようになりました。

変化:

表情が明るくなった
リハビリにも積極的に
「孫に頼られている」という誇り

たった一つの小さな役割が、人を変えました。
家族ができる役割作りの工夫


①家事での役割
❌ 間違った考え:
「高齢だから何もさせない方が良い」


✅ 正しい考え:
「できる範囲で、役割を持ってもらう」
具体例:

洗濯物をたたむ
野菜の皮むき
食器を拭く
植物の水やり

私の経験
最近、妻に頼んで朝食の準備を手伝うようにしました。


私の担当:

パンを焼く
コーヒーを淹れる
テーブルを拭く

たったこれだけですが:

「役に立っている」実感
妻への感謝がより深まる
朝から目的ができる

②孫との関わりでの役割
具体的な役割例:
学習サポート:

宿題を見る
本の読み聞かせ
計算ドリルの採点

生活の知恵伝授:

季節の行事の説明
昔の遊びを教える
手紙の書き方指導

相談相手:

友達関係の悩み
将来の夢の話
人生の先輩としての助言

三世代交流の効果


リハビリ仲間の78歳女性の話:
週1回、孫に料理を教える役割を持ちました。
結果:

「おばあちゃん先生」と呼ばれる喜び
伝統料理を伝承できる誇り
孫との絆が深まった
自己肯定感が大幅向上

③地域・社会での役割
町内会活動:

回覧板を回す
地域清掃への参加
防災訓練の見守り

ボランティア:

見守り活動
昔話の語り部
学校での読み聞かせ

私の挑戦:


このブログ運営が、私の社会的役割になりました。

同世代への情報発信
若い世代への経験共有
高齢者の希望となる

④趣味・特技を活かした役割
写真が得意な方:

家族イベントのカメラマン
写真整理の担当
アルバム作成

料理が得意な方:

家族の集まりでの料理担当
レシピの伝承
保存食作り

手芸が得意な方:

孫の服の補修
手作りプレゼント作成
技術の指導

役割を作る時の注意点
①無理をさせない
身体的な配慮:

重いものは避ける
長時間立ちっぱなしは避ける
休憩を入れる

精神的な配慮:

プレッシャーをかけない
失敗しても責めない
できる範囲でOK

②本人の意思を尊重
❌ 強制:
「これをやって」
✅ 提案:
「もし良かったら、手伝ってもらえる?」
③感謝を必ず伝える
役割を果たしてくれた後:

「助かった」
「ありがとう」
「あなたのおかげ」

具体的に感謝を言葉にする。
④小さく始める
段階的アプローチ:

簡単な役割から
慣れたら少しずつ増やす
無理なら減らす
常に調整する

「できない」と言われた時
拒否する理由を理解する
①自信がない
「失敗したら迷惑をかける」
②体力への不安
「できるか分からない」
③プライド
「そんな簡単なこと」
対処法
①「一緒にやろう」と提案
一人ではなく、家族と一緒に。
②「試しに」という軽さ
義務ではなく、実験として。
③「教えてほしい」と頼む
役割ではなく、先生として。
役割が生み出す好循環
役割 → 自己肯定感 → 意欲 → 健康
ステップ1: 役割を持つ

ステップ2: 必要とされている実感

ステップ3: 自己肯定感が上がる

ステップ4: 生活に目標ができる

ステップ5: 心身の健康維持
私の実例
ブログという役割:

読者からの反応:

「役に立てている」実感:

もっと良い記事を書こう:

AIを学ぶ、健康維持に努める:
60年婚の妻から学んだこと
「対等な関係」の重要性
妻が私に役割を与えてくれた理由:
「夫婦は対等。どちらか一方が全てをするのではなく、それぞれができることをする」
この言葉で気づきました:

役割は「能力」の問題ではない
「参加」することに意味がある
お互いを必要とする関係性

家族へのお願い
「何もさせない」は優しさではない
心配な気持ちは分かります。


でも:
何もさせない = 能力を信じていない
というメッセージになります。
「できる範囲で参加」が理想

失敗してもいい
遅くてもいい
不完全でもいい

「参加すること」に価値があります。
実践のためのチェックリスト
今日からできること
□ 親ができそうな小さな役割を1つ見つける
□ 「手伝ってほしい」と頼む
□ 一緒に作業する
□ 感謝を具体的に伝える
□ 定期的な役割にできないか考える

まとめ

役割は自己肯定感の源
小さな役割でも効果は大きい
無理なく、楽しく、継続的に
感謝を忘れずに
家族みんなで支え合う関係が理想

79歳の私からのメッセージ:
年齢を重ねても、人の役に立ちたいという気持ちは変わりません。
小さな役割でも、それが生きる意味になります。
次回は「教えてほしい」が最強の理由をお伝えしたいと思います。

スポンサーリンク