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一人暮らし高齢者の救急リスク|声が出せない・鍵を開けられない時どうする?

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一人暮らし・孤独の問題

一人暮らしの高齢者に迫る「救急の壁」――声を出せない、鍵を開けられない

先日、私の知人で後期高齢者の男性が京都市立病院へ救急搬送されました。

数年来、入退院を繰り返していた方でしたが、
今回は特に危険な状況だったようです。

経緯はこうです。体調の悪さを感じた男性が大家さんへ
「救急車を呼んで欲しい」と電話。


しかし救急隊が到着すると、室内の鍵がかかっており、
呼びかけても応答がありません。

急いで大家さんが駆けつけ、鍵を開けたところ、男性はベッドで
横たわり声を出せない状態でした。

結果的に救急搬送が間に合い、応急処置を
受けられたのは本当に幸運でした。

こうしたケースは決して珍しくありません。

私の友人には、心臓発作で声を出せず、同じ家の2階にいる
息子に助けを求められなかった方もいます。

別の知人は、土曜日に一人で仕事中、心筋梗塞に倒れ、
受話器に手をかけたまま帰らぬ人となりました。

私自身も36歳の時に心筋梗塞を体験しました。

同僚に送ってもらい、自宅に着くや否や激しい嘔吐や下痢と大量の発汗。

救急車が到着したのを感じても、声が出ず、必死に這って玄関まで
行き存在を知らせることができました。

もし声を出せなかったまま気づいてもらえなければ、
助からなかったかもしれません。

一人暮らし高齢者が直面する現実

高齢者が一人暮らしをしている場合、転倒や
発作時のリスクは特に高まります。

心筋梗塞や不整脈などの発作時:声を出せないため、
周囲に助けを求められない

玄関に鍵をかけている場合:救急隊が入れず、
発見が遅れる可能性がある

こうした状況を防ぐには、事前の準備が重要です。

命を守るための備え

緊急通報ボタンの活用

自治体や民間の緊急通報サービスを利用すれば、
ボタンひとつで救急要請が可能です。

玄関の鍵問題を解決

キーボックスの設置や、救急隊に開錠番号を共有できる
仕組みを検討すると安心です。

定期的な見守り

大家さんや近隣住民、家族が日常的に安否確認
できる体制を持つことも大切です。

高齢者の一人暮らしは自由で気楽な面もありますが、
命に直結するリスクが隠れています。

転倒や発作が起きても「声を出せない」「鍵を開けられない」
という現実を直視し、備えをしておくことが、
命を守る大切な一歩です。

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