テレビ
茶の間の視線くぎづけ
「お茶の間のみなさんこんにちは」という司会者の第一声で始まるテレビ番組がよくあった。
家族が一つの部屋に集まり、だんらんしながらの視聴を想定した言葉だった、と思われる。
家庭内にテレビが置かれるようになったのは昭和30年代のことであるが、
一様に行き渡ったわけではない。
初期には街頭テレビやテレビのある家に人が集まるという現象が起きた。
テレビ、電気冷蔵庫、電気洗濯機は俗に「三種の神器」とも呼ばれ、主婦のあこがれの電化製品だった。
お茶の間の風景に溶け込んだテレビの普及は、家庭生活を大きく変えていったのです。
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